爪もみ療法

爪の生え際に井穴(せいけつ)というツボが存在していて、
ここを刺激すると様々な病気に効果があることが分かってきました。

今回はそれを応用した「爪もみ健康法」を紹介します。

現代社会はストレスが多く、自律神経が緊張モードに傾いたままの生活が増えています。
これにより免疫をつかさどる白血球中の顆粒球、リンパ球の比率が崩れ、
体内に活性酸素が大量に放出されることにつながります。

初期のうちは原因不明の不定愁訴ですが、
この状態が長く続くと粘膜や血管、内臓に至るまで全身に影響が及んできます。

最近の研究で自律神経の乱れは単に自律神経失調症や更年期障害だけでなく、
ガンや脳卒中、心臓病を初めとする生活習慣病の原因にもなることが分かってきました。

鍼灸治療は自律神経の乱れを改善する効果がありますが、
特に井穴刺激は自律神経をリラックスモードに導き、安定させてくれることが
近年、科学的にも証明されてきました。
(逆に緩みすぎている場合には、適度な緊張状態に戻します。) 

爪もみはいつでもどこでも簡単にできる井穴刺激です。
(免疫学研究で有名な、新潟大学の安保先生を中心とするグループが提唱)

(やりかた)  写真のように爪根の横を少し痛いくらいの強さで3~5秒間圧迫します。

爪もみ.jpg

指腹でもいいですが爪先のほうが少ない力で刺激を与えられます。

足が冷える方は足の指もやるといいでしょう。毎日続けると効果が出てきます。

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